城遊ヴァレンタインvvv


城遊ヴァレンタインvvv



「んむ〜〜〜〜〜〜〜〜vvv」
幸せいっぱいの顔でチョコを頬張る城之内の隣に
複雑な表情をした遊戯がいた。
「・・・あの・・え・・っと・・・城之内・・・君・・・」
「ムグムグ・・・なぁんだ・・??遊戯?」
なおも味わいつつもチョコを食べ続ける城之内。
「・・・ヘン・・・じゃない・・??」
「・・・?な・・・何が??」
「・・・チョコレート」
その問いに城之内は「ぜんぜん!!」とキッパリと言い放った。
「あのね、昨日・・・もう一人の僕と二人で一生懸命作ったんだ・・・
・・・でもね・・・ぜんっぜん・・・うまく出来なくて・・・
城之内君にあげるのやめようかな・・・って思ったんだ・・・
・・・でもやっぱり城之内君にあげたくて・・・
いっぱい作った中で上手に出来たやつもってきたんだ・・・
・・・でも・・・他の子と比べると僕のなんか・・・全然ダメで・・」
「そんなことねぇーよ!!」
見上げると城之内の真剣な眼差しが飛び込んできた。
「城之内君・・・」
「遊戯、ぜんぜんダメじゃねぇーよ!
このチョコレートすげぇ〜うまいぜvv」
「・・・ウソ」
「ウソじゃねーよ、本当だって!
すっげーうまいぜ、それにすごく甘くて・・・
そんでさ・・・遊戯が俺のこと大好きだって気持ちがすごく伝わってくるぜvvv」
その言葉に顔が赤くなるのがわかった。
「それにさ・・・」
そう言うと遊戯の手を取り、
「・・・こんなにいっぱい傷付くって・・・痛くね・・・??」
遊戯の傷付いた手を包み込むようにしながら言った。
「ぜんぜん痛くないよ・・・」
小さく笑いながら言った。
「そっか・・・遊戯、ありがとうな!チョコレート!!
それと・・・好きだぜ、遊戯vv」
そう言いながらスッと自分の唇を遊戯の唇に押し当てていた。
遊戯は自分の唇に城之内の唇の感覚を辿るかのように唇に指を押し当て、はにかんだ笑顔を浮かべて、
「僕も大好きだよvvv城之内君vvv」
互いに見つめ合いながら、ゆっくりと立ち上がり、
「そろそろ教室に戻るか・・・?」
「・・・うん」
どちらからともなく手を握り合い、ゆっくと足を踏み出した。
振り返ることもなく城之内が
「・・今日、泊まりに来るか・・・?」
「うん!!」
そう言った後、クスクスと笑いながら教室へ戻っていくのだった。



☆コメント☆

ぐは〜甘々ニョ〜〜〜〜〜!(>w<)
自分で作っててなんなんですが・・・
恥ずかしいですな!!(大笑)
あぁ・・・しかしそんなにいっぱいの傷を作りながら城之内君のために
チョコレートを作るなんて・・・
・・・俺にも作ってくれ・・・義理でいいから・・・(笑)
そして・・・夜は城之内宅にお泊りvvv
野犬が狼さんにvvv

BY:天龍寺 優香


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送