いつも傍にいて・・・





「はぁ〜・・・ゾロに会いたいな・・・」

自宅の自分の机に突っ伏しているルフィは、
今、傍にいない恋人に思いを馳せていた・・・。
ルフィとゾロは世に言う”恋人同士”
だが、しかし・・・
ゾロは一昨年の春に東京にある大学に合格して今では大学に通うために東京で一人暮らしをしている。

━そりゃぁ〜・・・ずっと東京にいる訳じゃない・・・
夏休みとか冬休みとか大学が休みに入った時はこっちに帰って来る・・・
でも・・・休みが終わるとゾロ・・・東京に戻る時・・・
大泣きしちゃうんだよな・・・俺・・・
そんで、いっつもいっつもゾロのこと・・・困らせるんだよな・・・━

ルフィはそんなことを思いながら、
「はぁ〜・・・」
また一つため息をつき、自分の目の前に置かれている携帯電話に目を移した。

━ゾロしか知らない俺の携帯番号・・・俺もゾロしか知らない・・・━

だから、電話もメールもゾロからしか届かない。
「・・・今日はかかって来るかな・・・?
それとも・・・メールかな・・・??」と小さく呟いたと同時に
目の前の携帯に着信を知らせる音が鳴り響いた。
着信音を大きめにしていたため、音の大きさにビックリしてしまったが、
液晶の画面を見ると、「ゾロ」と表示されていた。
ルフィは慌ててボタンを押して、携帯を耳に強く押し当て、
いつもの元気のある声を聞かせてあげたかったのに、唇・・・体全体が震えてしまって、
「は・・・はい・・・」と
すごく上ずったような声が出てしまった。
「・・・ルフィ・・・か?俺だ・・・元気にしてたか・・・??」
━・・・ゾロの・・・声だ・・・━
ゾロが東京に行ってしまう前までずっと傍で聞いていたゾロの声・・・
低くて男らしくて・・・大好きな声・・・。BR> 知らずにルフィは目頭が熱くなってきてしまって、泣いてはいけないと思っても
目の前が見る見るうちにぼやけていき、
ついには、ボロリとルフィの瞳から大粒の雫が零れ落ちてしまった。
「・・ふぇ・・・グズ・・・ゾォ・・ロ・・・」
涙声のまま、ルフィはゾロの名を呼んでしまった・・・。
ゾロは携帯の向こうで顔をグシャグシャにして泣いているルフィのことを思い、
「ルフィ・・ごめんな・・・ずっと一人にしておいて・・・
ルフィにばかり寂しい思いをさせちまって・・・」
ゾロがルフィを思っての優しい言葉がすごく嬉しくて、
止めようと思っていた涙が、次から次へと零れていった。
「・・・あのさ・・・ルフィ」
「・・なぁ・・・グシュ・・に・・・???」
「ルフィ・・・部屋の窓の外を・・見て欲しいんだけどさ・・・」
「窓の・・・外・・???」
「そ!・・・窓の外を」
「・・??なんで・・・???」
ルフィには、訳がわからなかった。
久しぶりに聞くゾロの声を”もっと聞きたい!!もっと喋りたい!!”と思っているのに、
「いいから・・・見て欲しいんだ・・・窓の外を・・・」
そんなふうに頼まれたら、イヤとは言えずに椅子から渋々立ち上がり、
まだ、涙が溢れてきている瞳をトレーナーの袖でゴシゴシと擦りながら、
窓にへばりつくように外を見下ろした。
窓の外に広がる町並みを見渡したが、別に変わった物があるようには思えなかった。
「どうだ・・・?なんか見えたか・・・・??」と
ゾロに聞かれた直後、
「・・・あっ!!!!」
自宅前の道路に・・・それはあった。
ずっと・・・ずっと・・・会いたくて会いたくて仕方のなかった人が━━━・・・。
ルフィはやっとの思いで止めた涙をまた流すことになってしまった。
それは、半年前に一度会ったきりになってしまった愛しい人の姿━━。
「・・・ゾロォ・・・」
ゾロの姿がそこにあったのだった。
「ルフィ・・・」
ゾロはルフィの名を携帯越しで囁くように呼びながら、
携帯の電源を切り、ルフィを優しく見つめ上げた。
ルフィは慌てて窓を開けて身を乗り出すようにして、
「ゾロ!!!!!!!」とそう叫んだ。
ルフィは携帯の電源も切らずに投げ出して、窓の枠に片足をかけた。
その姿に、ギョッとしたゾロは、
「ルフィ!危ないからやめろ!!!今、俺がそっちに行くから!!」と
やめさせるように言ったがルフィは、
「ヤダ!!!!!」
そう言うと両足で窓の枠を蹴飛ばしてルフィは大空へ━━
ゾロに向かってダイブしていた。
ゾロは大慌ててでルフィが着地する地点に向かい、
両腕を大きく広げ・・・そして・・・
ドサッ━━━・・・
ゾロはルフィを落とすことなく、受け止めることに成功したゾロは
「フーーーーーーーーーーーーー・・・」
大きく息を吐き出して、自分に抱きついているルフィを見つめ、少し強めの口調で、
「ルフィ!!」
そう言うとルフィはビクリと大きく体を震わせた。
「別に・・・怒ってねぇから・・ただ・・・・
もう二度とあんなことはするな・・・いいな・・・??」
ルフィはゾロの胸の中に顔を埋めながら小さく、
「ごめん・・・な・・さい・・・」
「別にいいって・・ルフィ、元気にしてたか?」
「・・・うん・・」
「病気とか怪我とかしなかったか・・・??」
「してない・・・」
「そか・・・おじさんとおばさんは・・・??」
「昨日から・・二人・・して旅行に行ってる・・・」
「じゃあ・・・ルフィ一人か・・」
「うん・・・」
ゾロはルフィを抱えたまま、家に入り2階にあるルフィの部屋に入って、ベッドへと腰を下ろした。
ルフィはゾロの膝の上に乗っかったままゾロの胸に顔をくっつけたまま動こうとはしなかった。
ゾロは頭をガシガシと掻きながら、
「ルフィ・・・いつまでもそうしてんなよ・・・」
「・・・ヤダァ・・」
「俺は・・ルフィの顔が見てぇんだ・・・」
「なんで?俺に顔、見せたくないのか・・・?」
「・・・見せたくない・・・涙でグショグショになって・・・変な顔になっているから見せたくない・・・」
「俺は・・・そんな顔でも見たいんだけどな・・・」
そう言ってゾロはルフィの首筋にキスを一つ落とした。
「・・・ヤァ・・ゾ・・ロ・・」と少しゾロから離れた瞬間を狙って
ルフィの顔を両手で包み込んで強引に上向かせ、
まだ涙の残っている目尻に優しくキスを落として、赤ら顔のルフィをじっと見つめて
「ぜんぜん・・・変な顔なんかしてねぇよ・・」と言って、
ルフィの額、頬に━・・・そして、唇へとキスを落としていった。
最初は触れるだけの・・・キス
そして、ルフィのかわいらしい唇を丹念に舐めてゆっくりと自分のとルフィの唇を塞いで行き、
少しずつルフィの中に舌を進入させていった。
進入させた時、少し体を強張らせていたルフィも次第に力を抜いていき、
ゾロに体を預けるような形になった。
何度か角度を変えるたびに聞こえてくる
「っん・・ふぁ・・・ゾォ・・・ぅんふぅ・・」
ルフィの声がたまらなくかわいらしくて仕方がなかった。
ひとしきりキスを終えると名残惜しそうにどちらともなく離れてゆき、ルフィは顔を真っ赤にさせながら、
ゾロの胸に片頬をくっつけて、ゾロはルフィを優しく抱きしめた。
ルフィはゾロの服を引っ張り上目遣いで、
「・・・ゾロ・・もっと・・」
「?」
「もっとして・・・」
「・・・ルフィ・・・」
「いっぱい・・・触って・・俺のこと」
ゾロはルフィの耳元まで唇を持っていき、
「・・・久しぶりだから・・・手加減できないぞ・・」そう言うと
「平気・・・ゾロにいっぱい・・触って欲しいから・・・」
ゾロはその言葉に笑みを零しながら
もう一度、キスを交わしてゆっくりとベッドに身を預け、
ゾロはゆっくりとルフィが身にまとっている服を脱がしていった。
そして、ゾロの目の前に久しぶりに露になった白き裸体に見惚れていた。
動きの止まってしまったゾロを
「?・・・ゾロ・・・?」
不安そうに見つめるとゾロは優しく髪を撫でながらキスをして
「ごめん・・・久しぶりにルフィの体見たから・・・見惚れてた・・」
その言葉に顔を真っ赤にしながら自分の腕をゾロの首に巻きつけながら、
「ゾロ・・もっと見て・・ゾロにだけだよ・・・こんな俺、見せてるの・・」
「そっか・・・それは光栄だな・・」
そう言ってゾロはルフィの首筋に舌を這わせ、浮き出ている鎖骨に噛み付くようにキスをした。
「・・ふぁ・・あぁ・・・ゾロォ・・」
ぷっくりと突起した乳首に歯を立てられ、ルフィを激しく身を震わせた。
ルフィの顔が苦痛に歪むの見たゾロはすぐにそこから離れて、ルフィの顔を覗き込み、
「ルフィ・・・ごめん・・痛かったろ・・・」
優しくルフィの顔にキスを降らせているゾロに
「・・平気だよ・・・ゾロ・・もっとして・・」
今度はルフィのほうからゾロにキスをしてその行為をねだった。
「それから・・・ゾロも服脱いでよ・・」
自分はすでにゾロに脱がされて裸になっているというに未だに服を着ているゾロに言った。
「あぁ・・悪ぃ・・・・・」と言って
自分のシャツのボタンを外そうとしたゾロの手が止まり、やや考え込んだ後に
「ルフィ・・お前が脱がしてくれるか・・・??」
そんなことを聞かれたルフィはちょっとビックリしたような顔をしていたが、
しばらくしてオズオズと小さな手を伸ばしてきてゾロのシャツのボタンを外していった。
そして最後のボタンを外し終わった後、スルリとシャツを脱ぎ捨て
ルフィの眼前にゾロの逞しい体が露になった。胸から腹にかけての筋肉。綺麗な、肩のライン。
バカみたいにポカンと口を開けて見とれていると
「どうした・・?」とゾロに聞かれ、ルフィは軽く首を横に振り
「なんでもないよ・・・ゾロの体があんまり綺麗だったから見惚れてたの・・」とそうゾロに告げると
ゾロは少し顔を赤くして小さく「ありがとうよ・・・」と告げた後、
再び、ルフィの淡くピンク色に色づいた胸の果実を唇に含み、
舌を使って転がしたり押し潰したりするように揉まれた。
「・・ふぁ・・ぅん・・・にゃぁ・・・ゾロォ・・」
ゾロに与えられる快楽にルフィも段々と色づいていった。
ゾロの手はルフィの胸を撫で下ろし、腹を辿った掌がルフィのものを優しく包み込んだ。
「あっ・・・ゾォロ・・・」
短い声を上げてルフィはゾロの体の下で小さく跳ね上がった。
「興奮してんのか・・?ルフィ・・・
ルフィのココ・・もうこんなに濡れてるぞ・・・」
ゾロがルフィの耳元で意地悪く告げると涙目でゾロを見上げ、
「・・・ぁあ・・だっ・・・てぇ・・んぁ・・・」
「・・そうだよな・・・ずっとルフィのこと・・・ほったらかしにしていたのは・・・
俺の方だもんな・・・」
「・・・ふぁ・・・ゾロ・・・」
「たっぷりとしてやるよ・・・ルフィ」
「はぁ・・・んふぅ・・・ゾロ・・・半年分・・だぞ・・・」
ルフィにそう言われ、ゾロはニヤリと笑い
「あぁ・・・半年分たっぷりとな・・・」
そう言い放ち、キスをした。



どのくらい時間がたったのかは解らないが自分がルフィの元にやって来てから
相当な時間がたっている事はわかった。
周りはとっぷりと日が暮れて真っ暗になっていた。
ゾロは自分の腕の中で眠るかわいい恋人の髪を優しく撫でながら抱きしめた。
「・・・ゾロ・・」
「悪ぃ・・・起こしたか・・??」
「ううん・・・」
ルフィは小さく首を横に振り、ゾロに向かってニッコリと笑った。
その笑った顔がまたたまらなく可愛くてゾロはギュとルフィを抱きしめた。
ルフィもゾロの背中に腕をまわして、キュと抱きついた。
「ゾロ・・・」
「なんだ・・・?」
「また東京に・・帰っちゃうんだよね・・・」
「・・・」
「俺・・・もうヤダよ・・ゾロと離れ離れはもうヤダ・・・
ゾロとずっと一緒にいたいよぉ・・・」
「・・・ルフィ」
ゾロはルフィの額にキスを一つ落としてこう言った。
「・・・もうどこにも行かねぇよ・・ルフィの傍にずっといるから・・
ルフィを一人にさせるようなことは・・・もうしないから・・・」
「・・っえ・・・??」
ゾロの言った言葉が理解できなくてルフィは首を傾げた。
「あのな・・・ルフィ・・・もう東京へは行かないから・・・」
「・・・なんで・・・??ゾロの大学は東京に・・・」
「俺の大学な・・・こっちに姉妹校があるんだよ・・・
そんで俺は今年の4月からこっちの姉妹校に通うことになったんだ・・・」
「じゃあ・・・こっちに・・・いられるの・・・??」
「あぁ!ずっとこっちにいられるぞ・・・」
「本当に??」
「俺の言葉・・・信じられないか・・??」
ルフィは激しく首を横に振って
「ううん!!」
「もうルフィを一人にはさせないから・・・」
「・・・うん」
「ルフィにもう寂しい思いはさせないから・・・」
「うん」
「ずっとずっとそばにいてやるから・・・」
「うん」
「ルフィ・・・」
「・・・ゾロ」
ゾロとルフィはゆっくりと目を閉じて深い口付けを交わした。

もう寂しい思いなんかしなくていいんだよね・・・。
あなたが「ずっと傍にいるから」って言ってくれたから。
だから、もう寂しい思いはしないよ。
だって、ほらもうこんなに嬉しい気持ちでいっぱいになっているから。
ずっとずっと傍にいてね。
俺もずっとずっと傍にいるから。





・・・ゲハ!!グハ!!ジュワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(大錯乱中)
恥ずかしさこの上ないです・・・(笑)
大剣豪様、4000HITのキリリクゾロル小説vvvv
「優香さんの好きな設定で、甘甘で、出来るだけエロいの」との申請にて♪
エロ・・・頑張らさせてもらいました・・・(^^;)
・・・が途中で逃げました・・・(大笑)
いかがなもんでしょうか・・・???
ぜんぜんエロくなくて・・・ホントにすんまそん・・・(TT)

ちなみに・・・不平不満は一切受け付けません・・・(爆)





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